闇に飲まれよ

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6世代最後の構築

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〇概要

前回使用していた絶対正義ガルガブゲンでは珠ゲンガー初手から崩しに行くという形を取っていた。しかし、ガルゲン対面素猫からの不意打ち択や、序盤でゲンガーが消耗する関係上、本来ゲンガーを通したいポケモンの相手が珠ダメなどを考慮すると不可能になることが多かった。

そこで、初手要員をゲンガーからガルーラに切り替え、よりゲンガーを通しやすくすることを意識した。

初手ガルーラミラーを強く意識し、ダメージレースで勝る最速猫ガルーラを採用することで、猫→ゲンガーバックというムーブを取ることが出来る。この動きは、相手のガルーラ居座りと、物理受けバック両方をケア出来ているため、珠ゲンガーからの崩しという構築コンセプトを通しやすくなる。

主軸となる珠ゲンガーによる崩しというコンセプトはそのままだが、前回の構築とはゲームメイクプランが大きく異なり、全く別の構築と考えて欲しい。

ガルゲンによるゲームメイクの見通しの良さを最大限に活かせる構築にするため、乱舞クレセを二枚目のガルーラ、スカサナを二枚目のゲンガーとして扱うことが出来るように工夫した。

簡易的だが、以下個別紹介。

 

〇個別紹介

ガルーラ@ガルーラナイト

陽気AS

技:猫騙し 捨て身タックル 地震 冷凍パンチ

 

ゲンガー@命の珠

臆病CS

技:シャドーボール 気合玉 身代わり 道連れ

 

ガブリアス@気合の襷

陽気AS

技:逆鱗 地震 ストーンエッジ 炎の牙

 

クレセリア@ゴツゴツメット

図太いHB

技:サイコキネシス 毒々 月の光 三日月の舞

 

ヒードラン@食べ残し

臆病HdS

技:マグマストーム 大地の力 毒々 守る

 

サーナイト@拘りスカーフ

臆病bCS

技:サイコショック ムーンフォース 道連れ トリック

 

〇補足説明

コンセプトはガルゲンをそれぞれ2体用意している状況を作り上げ、明確なゲーム展開を作り上げること。

そのために、ガルーラは最速猫捨て身を使用し、二枚目のガルーラとして乱舞クレセ。ゲンガーは特殊高火力枠+対面コントロール要員であり、二枚目のゲンガーとしてスカーフ道連れサーナイトを採用した。

コンセプトに近い動き自体は出来たが、プレイングミス、選出ミスが多過ぎて後半詰めることが出来ずに負けてしまっていた。

普段ならば序盤のゲームメイクミスで後半無理矢理詰めるという形で勝つことが多い自分にしては、序盤のゲーム展開を有利に運べたのは良かった。

後半詰める作業は得意なはずだったが、雑なプレイングと慣れない構築による選出ミスが露骨に出てしまい、結果は全敗。正直全部勝てる試合展開だっただけに自分の弱さが憎い。

【考察】7世代における鋼枠

鋼枠という概念は5世代から(僕が知らないだけでもっと前からあったのかも)存在する。

 

鋼枠に期待されるのは、特に竜の一貫を切ることにあると認識している。6世代では妖の登場により、その役目は薄れたが、妖以上に耐性の数が多いため、鋼枠は存在し続けたと思う。

 

この鋼枠が7世代の序盤の環境において非常に重要な枠になるのではないか、というのが今回のお話。

 

僕自身は6世代において""鋼枠""として鋼タイプのポケモンを意識して採用した記憶はないが、7世代では、カプ・テテフの登場により、意識して採用せざるを得ないと考えている。

 

カプ・テテフの基本情報から。

カプ・テテフ(妖・超)

特性:サイコメイカー

種族値:70-85-75-130-115-95

 

特性サイコメイカーによる超技の火力アップが単純に強力。 どれくらいの火力かわかりやすく考えると、スカーフテテフの特化サイキネは特化ラティオスの眼鏡サイキネと同じ火力になる。 テテフに眼鏡でも持たせようものならタイプ受けすら怪しいレベルの火力になる。

 

特化眼鏡テテフのサイキネがH252ジバコに対して104-123の確定2発

 

スカーフを持たせようが、眼鏡を持たせようが、どちらにせよ、超火力によってテテフへの鋼枠の受け出しは基本的に2回か3回が限度になり、こちら側のサイクルは容易く崩壊してしまう。 鋼枠はテテフへの受け出しを可能にする唯一の枠としてほぼ確実に必要になり、なおかつ、鋼枠は受け出した後に今まで以上に切り返し能力を要求されることになる。 そこで、サンムーンでの鋼枠として有力候補になりうるのがジバコイルとテッカグヤの2体になるのではないかと予想している。

 

ジバコイルはテテフに対して受け出し後ボルトチェンジによるサイクル性能が光る。受け出しを前提にするのならば突撃チョッキが持ち物候補としては1番になるか。カプ系全種に対して有利対面を取れるのも評価が高い。 ただ、テテフとガブの組み合わせを考えると、こちら側がサイクルを簡単に回せるわけでも無さそうなのが懸念点。

 

次にテッカグヤ。UBの中では突出した能力値を持たないため、注目度が低いように感じるが、優秀なタイプ、体重999.9kgから放たれる一致ヘビーボンバーが非常に魅力的。 テテフに受け出し→ヘビーボンバーだけで相手に対して大きく負荷を掛けれる。さらにタイプの関係でガブリアスに対して有利を取れるのも良い。 サイコフィールドと相性の良いフェローチェに対しても居座れる点を考えると、このポケモンはメタ枠として非常に優秀に感じる。 懸念点としては、カプ・コケコに対して不利なタイプであること。電気・妖の技範囲、S130という速さを考えると、不利対面に陥るとリカバリーが効かないのが厳しい。ただ、コケコはテッカグヤに対して受け出しは出来ないので、不利なポケモンの受け出しを許しがちなジバコよりは扱いやすいかもしれない。

 

上記2体以外にも、メガ枠ではあるがメタグロスもメタ性能と対面性能が高く非常に強力。

 

テテフという見るからに環境入りするポケモンの登場によって、鋼枠への需要は大きく高まる。如何にしてテテフへの受け出しから強い切り返しを行える鋼枠を開拓することが序盤レートの鍵になると睨んでいる。