闇に飲まれよ

本ブログに出荷されないようなあれこれを

虚を突く

デレステのやり過ぎで気が狂いそうになったので、最近色々なブログを読んでて感じたことを書こうと思います。


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コレスキ





タイトルの通り、虚を突く、ということに関してダラダラと書いていきます。


ポケモン対戦において、昔から伝統的に考察されてきたものが

""考慮外からの奇襲""

という戦略です。


7世代においては、過去世代と比較しても、この虚を突く行動が簡単に実現できるようになりました。Z技の登場がその最たる要因です。


草Zバシャーモのような炎タイプのソラビZはわかりやすい例だと思います。


このような考慮外のZに関して、色々な意見があると思います。そんなピンポイントの型でレート上がり切らねぇよ雑魚、とか、そのような型でたまたま伸びたレートは真の実力を示さない、とか。


ここで少し考えたいのは草Z炎タイプのようなびっくりZが雑魚扱いされるのにはどんな理由があるか、ということです。


第一に本来の強みを潰しているという点が挙げられます。基本的にソーラービームはZ以外で使えないですし、実質技スペ3つの個体になってしまいます。


次に汎用性の薄さ。上の内容と被るものもありますが、基本的に〇〇には△△が受けてくるからそれに刺せる非考慮不一致Z、というのがこの手のポケモンの基本的な考え方です。このようなパターンにハマる相手には強さを発揮できるかもしれませんが、役割対象が本来の役割対象から役割破壊に完全にシフトしてしまってるので汎用性は失われてると考えられます。


さらにもう一つ挙げるならば、Zのリソースを枯らされた時に手も足も出なくなることがあるという点です。ソーラービームZはこの傾向が如実に現れます。カバマンダに草Zヒードランを投げてカバにZを打ったらマンダに受けられて詰んだ、みたいなパターンは実際のレートでたまに見かけました。


ここまで散々虚を突くタイプの型をディスり散らかして来ましたが、別にディスりたくてこの記事を書いてるわけではなくて、むしろ、虚を突くということの有用性について考えたいと思ってます。


今ではメジャーな型になった激流ミズZゲッコウガも、考案されたSM最終シーズンの段階では誰もその存在を警戒してはいなかったはずです(一応その時期は一部の人で襷激流ゲコの考察が盛んに行われてたとは記憶しています)。

このゲッコウガもかつては虚を突くポケモンだった、はずです。他に例を挙げるなら呪い身代わり痛み分けミミッキュもS2中盤までは全くメジャーな型ではありませんでした。


このように虚を突くポケモンの中には環境に多大な影響を与えているポケモンが存在しています。虚を突くという戦略を一概に実力とは無関係と位置付けるのは早計なように僕は思えてしまうのです。


じゃあ草Zバシャーモは偉いのか?という話ですが、そういうことではないです。草Z炎と激流Zゲコを比較してみるとわかると思います。前者はあくまで不一致のZです。奇襲に成功すればレートは伸びますが、奇襲という形に完全に依存しています。対して後者はあくまで一致Zを基調としています。型そのものは(当時は)想定外のものだったとしても、一致Zは個体そのものの汎用性を下げてはいません。奇襲に成功せずとも本来の役割を遂行するのには充分なスペックを持ち合わせています。



虚を突くという戦略を考える上で重要になるのは個体そのものの汎用性です。その汎用性を判断するのに一致Zかどうかという基準がある、と僕は考えています。


ここまで虚を突くという戦略について具体例を中心に考えてきましたが、最初に話した虚を突く戦略の実力に関して最後に僕の考えを述べて終わりにします。


虚を突く型の考案は非常に難しいです。不一致Zは図鑑をぼーっと眺めていればいくらでも思いつくとは思いますが、激流Zゲッコウガや呪みが痛み分けミミのような型は漠然と考えているだけでは簡単に考案できるものではないと僕は考えています。


構築力とプレイングスキルを総合してポケモンの実力だと思っているので、虚を突く型の考案やそれを利用して結果を出した人は、実力を持ち合わせていると言ってもいいだろうと思います。


環境が考慮外は切るという方向に向いている以上、トップメタの考慮外の型の考案は特に効果を発揮しやすく、テンプレから脱してポケモンを考えることが勝ちへの近道な気がします。



思いつきで書いたから文章めちゃくちゃだしこれでおわり。