闇に飲まれよ

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物理受けとメガ枠と

環境全体で物理受けと呼ばれるポケモンが六世代に比べて減っている(気がする)が、その中でもカバルドンだけは別格の強さと採用率を誇る。

六世代で採用されていたゴツメ枠と言えばクレセリア、カバ、スイクンだが、これらのうち7世代環境でも採用率を落とさず使用されているのがカバルドンだ(クレセは個体数の減少、スイクンは専ら残飯)。

こういった環境の変化がメガ枠に影響を与えていると思った。

メガボーマンダクレセリアスイクンあたりに弱いが、カバルドンに対してはむしろ起点に出来るという特質を備えている。

対してメガガルーラはグロ秘密や冷Bガルの弱体化も相まって、カバルドンに対してスリップダメを稼がれながら欠伸で流されたり眠らされたりしてしまう。

ボーマンダは素の火力が高いとは言え、積み技の性質上崩しというよりは抜きに役割の比重が置かれる。それに対してガルーラは抜き性能を大幅に落としたものの強烈な崩し性能を持っている。

だが、グロウ依存の崩しは受け出された物理受けからの欠伸に対応出来ないため物理受けを崩すのに眠らされるなどの負荷をかけられてしまう。それに対してボーマンダは欠伸を身代わりでかわしながら起点に出来てしまう。

主に対カバルドンへの性能の違いが7世代での両者の評価に差をつける原因になっている気がする。

逆に言うならばカバルドンの入ってないパーティにはガルーラが崩しの性能を持たせやすいとも言えるし、カバルドンの役割(電気の一貫切り+物理受け)を考えると特殊でありながらも電気+ガルーラでの役割集中を行えることも出来ると考えられる。

単体だけで見たら環境的に強さを発揮しやすいのがマンダであるのは明白であるが、ガルーラは構築単位で様々な活躍を見込めるのが少し面白い、と思った。